中国政府は23日、反日デモの再発に備えて首都北京など各地で厳戒態勢を敷いた。政府が反日行動の本格規制に乗り出して初めての週末を迎え、インターネットでのデモ呼び掛けなども厳しく制限されており、中国政府は威信をかけて抑え込む方針だ。
だが、広東省の広州、深セン、東莞と江蘇省蘇州ではデモの情報があり、北京の日本大使館や各地の日本総領事館は現地の日本人に注意を呼び掛けている。
中国では4月に入り、3週続けて週末に過激な大規模反日デモが発生。公安省は21日、無許可デモだけでなく、許可なくネットなどを通じデモを組織することも違法との談話を発表し、違反者を厳しく取り締まる方針を表明した。