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[転載]「渤海建国」大祚栄が高句麗王?…常識はずれの韓国の歴史資料集

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「渤海建国」大祚栄が高句麗王?…常識はずれの韓国の歴史資料集

2012年09月18日10時00分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
 
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京畿道(キョンギド)教育庁の資料集。
 
 
 京畿道(キョンギド)教育庁(教育委員長、金相坤)が検証されていない主張や事実と違う内容が記述された中学・高校用教材を出し、東北アジア歴史財団の修正勧告を受けた。檀君神話を正史として描写したり、満州の間島を朝鮮の領土と記述しているほか、基礎的な事実関係が誤っている部分もいくつか指摘された。

 外交通商部・教育科学技術部によると、東北アジア歴史財団は京畿道教育庁が中高校生用として6月に出した教育資料集「北東アジアの平和を夢みて」に問題がある主張と誤りを見つけ、最近、教科部に是正勧告を要請した。財団の勧告に強制性はないが、教科部は近く京畿道教育庁に財団側の是正勧告を通知する方針だ。

 約130ページのこの資料集は歴史教師17人で制作されたことが分かった。中国の東北工程の概念や意図を紹介した第1部、古朝鮮から北東アジア史の懸案までを扱った第2部、平和教育行事プログラムを紹介した第3部で構成されている。財団の関係者は「この教材は外交的に敏感な内容を含んでいると判断し、精密分析を行った」とし「教育現場で資料として使用されるには問題があるという結論を出し、修正を勧告した」と述べた。

 資料集には国内史学界の古代史認識から外れる内容があちこちにある。檀君神話を歴史的事実として記述した部分(28ページ)がその代表例だ。第2部の第1章「生きた私たちの歴史、古朝鮮」にこうした認識がそのまま表れている。東北アジア歴史財団は資料集評価書で、「古朝鮮開国神話は神話的な範疇に属し、歴史的な事実でないのは自明だ」とし「神話が伝える内容と歴史的な背景は厳格に分離して記述するのが望ましい」と指摘した。また財団は「中国の歪曲された歴史観を修正するという趣旨を考慮しても(資料集は)古代史の一般的な認識方法から外れ、読者を誤って導くおそれがある」と述べた。

 間島を朝鮮の領土と記述したのも問題と指摘された。1909年に日清が締結した間島協約は国際法上無効とし、間島は韓国の領土という点を証明するため、資料集は白頭山の境界碑(1712年)を国際法上有効な国境条約と記述(88ページ)した。しかし財団は「白頭山境界碑が建設された時期は国際法的な認識が登場する前であり、国際法的な基準をそのまま適用するのは適切でない」と修正を勧告した。

 
 また資料集は、国際法上、乙巳条約(1905年)と間島協約が無効化すれば、奪われた間島を取り戻せるかのように記述している(87ページ)。これに対し財団の評価書は「間島協約前に間島の領域を確定し、間島を韓国の領土とした事実はない」としている。

 韓国史の優秀性を強調するため、客観的な事実を任意に裁断した部分もある。支石墓は古朝鮮だけにあったと記述し、中国にはいかなる形態の支石墓も見られない(27ページ)と記述しているが、財団側は「支石墓は中国東部沿岸地域でもかなり発見されている。考古学的な研究成果を反映していない」と反論した。

 単純な誤りも10カ所ほど見つかった。渤海を建国した大祚栄は振国王と呼ばれたが高句麗王と記録し、清が満州の封禁政策を解除したが「朝鮮が解除した」と記述している。また、白頭山境界碑は「朝鮮と清の口頭合意で1792年に建設された」と記述(88ページ)しているが、実際には双方代表の口頭合意はなかった。また建設されたのは1712年だ。

 これに関し京畿道教育庁の関係者は「教科書検定レベルの監修を受けていない」と明らかにしながらも、授業参考用の資料であるため問題にはならないという立場を明らかにした。この関係者は「教科書で扱えない重要な歴史的な論争と事実を紹介するのが目的」とし「論文や資料を引用したし、国史編纂委員の経験がある教師も参加した」と述べた。

 一方、外交通商部の当局者は「学界で論争がある事項を歴史教育資料として使う場合、関係国が逆に攻勢に出るおそれがあるので慎重でなければならない」と指摘した。
 
 

転載元: 本願成就と如来回向


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